巨人の大型補強は優勝に結びつくのか? FA“複数獲得”は今オフで10度目、翌年Vは…
大型補強を敢行した2007年はリーグ優勝を奪還
○2006年 4位→2007年 優勝
小笠原道大内野手(FA、日本ハム)
門倉健投手(FA、横浜)
吉武真太郎(人的補償、ソフトバンク)
L・ゴンザレス内野手(ロッキーズ)
小田嶋正邦内野手(トレード、横浜)
谷佳知外野手(トレード、オリックス)
大道典嘉外野手(無償トレード)
D・ホリンズ外野手(デビルレイズ)
W・オビスポ投手(レッズマイナー)
2006年に球団史上初の2年連続Bクラスとなる4位に終わり、2年連続で大補強を敢行。小笠原、門倉と2年連続でFA選手のW獲りに成功した。新外国人でゴンザレス、ホリンズを加え、トレードで谷も獲得。門倉やゴンザレスは期待に応えられなかったものの、小笠原が打率.313、31本塁打88打点、谷も打率.318と活躍し、リーグ優勝を果たした。CSでは中日に敗れ、日本一は逃した。
○2011年 3位→2012年 優勝&日本一
村田修一内野手(FA、横浜)
杉内俊哉投手(FA、ソフトバンク)
S・マシソン投手(フィリーズ)
真田裕貴投手(横浜)
D・J・ホールトン投手(ソフトバンク)
中谷仁捕手(楽天)
石井義人内野手(西武)
エドガー・G内野手(カブス傘下)
高口隆行内野手(人的補償、ロッテ)
J・ボウカー外野手(フィリーズ)
2011年は3位で優勝を逃し、オフに大型補強。村田と杉内をFAで獲得し、2006年以来5年ぶりにW獲りに成功した。さらには、新助っ人としてマシソンとボウカー、ソフトバンクから自由契約のホールトンなども獲得。杉内とホールトンが12勝をマークし、リーグ優勝と日本一に輝いた。
○2013年 優勝→2014年 優勝
大竹寛投手(FA、広島)
片岡治大内野手(FA、西武)
C・セドン投手(SKワイバーンズ)
井端弘和内野手(中日)
L・アンダーソン外野手(レイズ傘下)
リーグ優勝を果たしが、日本シリーズで敗れた2013年。オフに大竹と片岡の2人をFAで獲得し、セドンとアンダーソンの助っ人を補強。中日を自由契約となった井端も獲得した。シーズン中にもセペダやメンドーサを補強。助っ人で際立つ成績を残した選手はいなかったものの、2年連続でリーグ優勝。だが、CSで阪神に敗れた。
○2014年 優勝→2015 2位
相川亮二捕手(FA、ヤクルト)
金城龍彦外野手(FA、DeNA)
M・マイコラス投手(レンジャーズ)
A・ポレダ投手(レンジャーズ)
吉川大幾内野手(戦力外、中日)
リーグ2連覇を果たしながら、2年連続でCSで敗退した2014年。オフには相川と金城をFAでW獲り。マイコラス、ポレダを加え、中日を戦力外となった吉川大も獲得した(堂上が育成で加入)。シーズン中にフランシスコやカステヤーノスも補強したが、奏功せずに2位に終わった。