巨人の大型補強は優勝に結びつくのか? FA“複数獲得”は今オフで10度目、翌年Vは…
“優勝請負人”の丸佳浩らが加入した2019年は見事にV奪還
○2016年 2位→2017年 4位
森福允彦投手(FA、ソフトバンク)
山口俊投手(FA、DeNA)
陽岱鋼外野手(FA、日本ハム)
吉川光夫投手(トレード、日本ハム)
A・カミネロ投手(マリナーズ)
C・マギー内野手(タイガース)
柿澤貴裕内野手(トレード、楽天)
石川慎吾外野手(トレード、日本ハム)
CCメルセデス(レイズ傘下マイナー)
高橋由伸監督が就任した2016年に2位に終わり、オフには森福、山口俊、陽岱鋼と史上初のFAトリプル補強に成功。さらにはカミネロやマギーも獲得し“30億円補強”と言われた。だが、FAで獲得した3人が結果を残せずに、前年を下回る4位に転落した。
○2018年 3位→2019年 1位
丸佳浩外野手(FA、広島)
炭谷銀仁朗捕手(FA、西武)
岩隈久志投手(マリナーズ)
中島宏之内野手(自由契約、オリックス)
C・ビヤヌエバ内野手(パドレス)
原辰徳監督が第3次政権を発足することとなり、広島から優勝請負人の丸を獲得。シーズンはその丸が抜けた広島もこれまでの3連覇の勢いは影を潜め、原監督の手腕で勝利。炭谷もベテランの味を出し、戸郷や桜井などこれまで登板の少ない投手の才能を引き出し、小林、大城らとは別格の味のあるリードを見せ、優勝に大きく貢献した。
○2020年 1位→2021年 ?位
梶谷隆幸外野手(FA、DeNA)
井納翔一投手(FA、DeNA)
2年ぶりのFA補強はライバル球団から獲得。1番打者がなかなか定まらない巨人にあって、今年リーグ2位の打率を誇った梶谷が座ることができれば、坂本、丸、岡本いった強力打線が形成できる。エース菅野のメジャー移籍の可能性もあるため、先発投手は1人でも欲しい。井納の経験がどのように生かされるか注目だ。外国人選手獲得にもフロントが動いており、すでに原監督は「来季早く来い!」と宣言するなど戦闘モード。補強と若手のチーム力強化で来年こそ日本一奪回を目指していく。
(Full-Count編集部)