有原航平は「次のコルビー・ルイスかも?」 地元紙は元広島助っ人級の奮闘を期待
ダラス・モーニングニューズ紙「ダルビッシュ? ノー。しかし次のコルビー・ルイスかも?」
レンジャーズは26日(日本時間27日)、日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた有原航平投手と2年契約を結んだと発表した。米メディアによると、総額620万ドル(約6億4000万円)で2021年は260万ドル(約2億7000万円)、22年は360万ドル(約3億7300万円)。日本ハムへ支払われるポスティング費用は124万ドル(約1億2800万円)で、総額744万ドル(約7億7000万円)の契約となった。
レンジャーズが獲得した狙いは? レンジャーズの地元紙「ダラス・モーニングニューズ」は「ダルビッシュ? ノー。しかし次のコルビー・ルイスかも?」との見出しでイニングイーターぶりを期待した。有原は19年に15勝を挙げて最多勝に輝き、チームトップタイの8勝だった今季の3完投はリーグトップ。132回2/3はリーグ2位だった。
「アリハラとの契約でレンジャーズが得たのは、昨年メジャーリーグのどの選手よりも多くのイニングを投げた選手だった。2019年には164イニングを投げていて『大量の仕事をこなす働き者』と認定された」
レンジャーズはオフにエースのランス・リンをホワイトソックスへ放出。今季規定投球回に達したのは、リンと33歳右腕カイル・ギブソンのみだった。「ダルビッシュのようにサイ・ヤング賞を狙えるというわけではないかもしれない。しかし、経験とイニング数に欠ける球団には、コルビー・ルイスのようなイニングを投げれる投手は、価値があるだろう」と、かつて広島でも活躍した助っ人右腕と重ね合わせた。
地元紙「フォートワース・スターテレグラム」も、レンジャーズが今オフにイニングイーターを求めていたことを伝えた。「オフのやることリストは先発ローテーションを満たすことだったが、土曜日に日本人右腕コウヘイ・アリハラと契約したことで、その仕事が軽減した。彼はダルビッシュではない。しかし、7つの異なった球種を使い、日本の球界で恒久性があることを証明した」。地元メディアは、日本ハム時代と同じような先発投手としての仕事を期待している。
(Full-Count編集部)