パドレス、韓国のスター遊撃手獲得 悲願の世界一に向けてダルビッシュと共闘へ
契約は最低4年、年俸は7億~8億円程度と米報道
韓国キウムからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していたキム・ハソン内野手が、パドレスと合意したとMLB公式など米複数メディアが報じた。パドレスでは28日(日本時間29日)にカブス・ダルビッシュ有投手が5対2の大型トレードで加入すると報じられており、日韓のスター選手が共闘することになりそうだ。
キムは今季138試合で打率.306、30本塁打109打点、23盗塁を記録した25歳の遊撃手で、2017年のWBC、2019年のプレミア12では韓国代表としてプレーした経験を持つ。
MLB公式は「パドレスがまた一撃、キムと合意」と報じ、キムは今オフで注目を集めた内野手の1人であると言及。パドレスには、三塁に今季MVP投票で3位につけたマニー・マチャドが、遊撃には同4位のフェルナンド・タティスJr.がいるため、起用法には疑問符がつくとしながらも、「パドレスは、融通の効く選手を守備位置に関係なく多く所有する、というドジャースモデルを採用しようとしている」と、今季32年ぶりの世界一となった同地区のライバル球団を参考にしていると述べている。
また、「トレード・ルーマーズ」も米記者の投稿をまとめる形でキムの契約内容を報じ、年数は最低でも4年~6年未満、1年あたりの年俸は700~800万ドル(約7.2億円~8.2億円)程度であるとしている。
パドレスは27日(同28日)にはレイズからサイ・ヤング賞左腕のブレイグ・スネル投手をトレードで獲得するなど積極的な補強を敢行、さらにはダルビッシュとキムの日韓スター選手の共闘で球団史上初のワールドシリーズ制覇を本気で狙ってくるといえる。
(Full-Count編集部)