佐々木朗のデビューに注目、2軍で打率.344の韋駄天も…ロッテの21年ブレーク候補は?

本前は奪三振武器に支配下目指す、高部はイースタン2位の打率.344

○本前郁也投手(2年目・23歳)
 北翔大から育成1位指名を受け、同大学初のプロ野球選手となった。今季は育成での1年目ながら、2軍で11試合に登板して2勝0敗、防御率2.56と好投。特に、9月11日のヤクルト戦では6回で10三振を奪うなど、38回2/3イニングで38奪三振と奪三振能力の高さは目を引いた。みやざきフェニックス・リーグでも149キロをマークするなど急成長中で支配下登録も近そうだ。

○佐藤都志也捕手(2年目・23歳)
 東洋大では東都リーグで4度ベストナインに輝き、大学日本代表の常連にもなった好打者。大学時代は一塁手や外野手も務めたが、プロでは捕手一本に絞ると、今季のオープン戦では楽天・則本昂から一発を放って周囲を驚かせた。1年目は60試合で打率.228だったが代打だけでみると.310。来季は捕手としても結果を残して、正捕手・田村を脅かしたい。

○高部瑛斗外野手(2年目・23歳)
 国士舘大では東都2部歴代最多となる通算129安打を記録した安打製造機。2019年ドラフト3位で指名されたが、2月の練習試合でいきなり右手有鈎骨を骨折。開幕2軍となったがイースタンでは打率2位となる.344をマークした。10月には新型コロナ集団感染を受けて1軍昇格、初ヒットも放ったがレギュラー陣の復帰に伴い抹消。今季は熾烈な外野手争いに割って入りたい。

○山口航輝外野手(3年目・20歳)
 明桜高では高校通算25本塁打を放った未来の大砲候補。2年目の今季は2軍で70試合に出場して、打率.258、7本塁打をマークした。まだまだ粗削りだが、豪快なフルスイングと圧倒的な飛距離にはロマンを感じる。高校時代には金足農・吉田輝星(現日本ハム)とライバルとしてしのぎを削った。1軍の舞台でも名勝負に期待したい。

(Full-Count編集部)

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