佐々木朗、奥川、石川…高卒2年目でブレークなるか? 10代のスター候補を厳選
阪神は西純、井上と投打でスター候補、楽天黒川は2軍で打率.297をマーク
○西純矢(阪神)
今季はウエスタン・リーグで11試合に登板しチームトップとなる4勝をマークし経験を積んだ。まだまだ荒削りな部分もあるが1軍デビューに向け着実に成長。チームは日米通算95勝のチェン、韓国の20勝右腕アルカンタラが加入し熾烈な1軍争いになるが春季キャンプで猛アピールしたいところだ。
○井上広大(阪神)
2019年ドラフト2位で入団した和製大砲候補。2軍ではリーグ2位の9本塁打を放ちシーズン終盤に1軍昇格を果たし打率.091もプロ初安打もマークした。自慢の長打は誰もが認める部分だが、課題は打撃の確実性だろう。近本、糸井、新助っ人ロハスJr.ら強力な外野陣の輪に入れるか。
○石川昂弥(中日)
高卒1年目の今季は1軍で14試合に出場し打率.222、0本塁打1打点。2軍では打率.278、3本塁打24打点と結果を残した。和製大砲として期待されるが主に守った三塁には高橋周が君臨しており高い壁を乗り越える必要がある。自慢の打撃でアピールできれば三塁以外でも出場機会が増えそうだ。
○黒川史陽(楽天)
智弁和歌山時代は1年夏から春夏5度の甲子園出場を誇る逸材は今季はオープン戦でも1軍に帯同し2軍では57試合に出場し打率.297、6本塁打31打点と好成績を残した。9月に1軍デビューを果たし初安打をマークするなど経験を積み、来季は一気にレギュラー奪取が期待される。
○宮城大弥(オリックス)
2019年のドラフト1位で入団し2軍では6勝をマークしウエスタン・リーグの最多勝利投手賞を獲得。しっかりと下地を作りシーズン終盤に1軍に初昇格し先発で3試合に登板し1勝1敗、防御率3.94とプロ初勝利もマークした。右打者の内角を突く直球は威力があり来季は先発ローテ入りを目指したい。
(Full-Count編集部)