引退するとは思えない痛烈な二塁打… 楽天・渡辺直が飾った“歓喜と涙”の有終舞台
引退試合で放った痛烈な一打、ファンからは割れんばかりの拍手
激動の2020年も残りわずかとなった。ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じたNPB。120試合制で行われた異例のシーズンを、選手たちは熱いプレーで盛り上げてくれた。Full-Count編集部は、涙と感動を呼んだ2020年名場面を独自にピックアップ。今回は、今季限りで現役を退いた楽天・渡辺直人内野手が引退試合で放った痛烈な一打を振り返る。
11月6日、本拠地での西武戦。「1番・DH」でスタメン出場した渡辺直は、3回に迎えた2打席目に左翼線への痛烈な二塁打を放った。割れんばかりの拍手に応えるように、塁上で見せた穏やかな笑み。その後、小深田の左前適時打でヘッドスライディングで生還し、ラストゲームとは思えないほど躍動した姿を見せた。
最終回には遊撃の守備につき、涙を浮かべる場面も。“松坂世代最後の野手”が演じた最後の舞台は、歓喜と涙が入り混じる忘れられない一戦となった。