大谷は二刀流復活、藤浪は先発復活なるか? 鈴木誠、佐野ら94年世代の明暗

トラブル続きの西武・相内は戦力外通告&現役引退、巨人・吉川&松原は主力としてリーグV貢献

 ユニホームを脱ぐ選手もいる。西武の相内誠投手は緊急事態宣言中の4月に同僚の車でゴルフに出かけ、速度超過が判明したことで対外試合出場禁止の処分を受けた。入団後には無免許運転や未成年飲酒。プロ通算21登板で未勝利に終わり、このオフに戦力外通告、現役引退となった。

 一方、結果を残した選手は多くいる。広島・鈴木は今季118試合に出場し、打率.300、25本塁打、75打点。5年連続の打率3割超えを果たし、5年連続のベストナインに輝いた。守りでも2年連続4回目のゴールデングラブ賞を受賞。来夏の東京五輪でも主軸打者として大きな期待がかかる。

 大きくブレークしたのはDeNA佐野恵太内野手だろう。4番&キャプテンを任され、106試合出場して打率.328、20本塁打、69打点。首位打者のタイトルを獲得し、ベストナインにも選出された。阪神の大山悠輔内野手は開幕スタメンこそ外れたものの、打率.288、28本塁打、85打点。タイトル獲得こそならなかったものの、巨人・岡本と熾烈な争いを演じた。阪神・近本光司外野手は全試合出場して打率.293を記録。31盗塁を決めて2年連続の盗塁王に輝いた。

 巨人・吉川尚輝内野手と松原聖弥外野手は主力としてリーグ優勝に貢献した。21年は26、27歳とプロ野球選手として脂が乗ってくる。2021年の飛躍を大いに期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY