セパとも3球団は不動? 楽天は混沌の争い…12球団の「開幕投手」を最速予想

楽天・岸孝之、涌井秀章、則本昂大(左から)【写真:荒川祐史】
楽天・岸孝之、涌井秀章、則本昂大(左から)【写真:荒川祐史】

巨人は菅野の去就次第、広島は右肘手術の大瀬良の状態次第か

○セ・リーグ
戸郷翔征(巨人)-大貫晋一(DeNA)

 巨人の開幕投手の行方を大きく左右するのが、ポスティングシステムでメジャー挑戦を見据える菅野の去就。今月8日に交渉期限を迎える中、もし移籍が実現すれば、開幕投手候補の筆頭には戸郷の名前があがってきそう。DeNAは、左肩を手術した今永の見通しが立ちづらいため、昨季チームトップの10勝を挙げた大貫を思い切って抜擢する可能性もある。一方で、三浦新監督が就任した新生チームで、横一線の競争になる場合も予想される。

小川泰弘(ヤクルト)-西勇輝(阪神)

 ヤクルトは、昨オフに国内FA権を行使するも残留したライアン小川が最有力か。昨季はベテラン石川が40歳で開幕投手を務めたが、状態さえ整えばエース右腕に託す可能性は高い。阪神は、順当にいけば2年連続で西勇が担いそう。昨季はエースとしてチームトップタイの11勝をマーク。シーズンを通して安定感を示し、首脳陣の信頼は揺るぎない。

大瀬良大地(広島)-大野雄大(中日)

 広島は昨季、ルーキーの森下が10勝を挙げて台頭したが、開幕の大役は3年連続でエース大瀬良に担ってもらうことも考えられる。昨年9月に手術した右肘の状態次第にはなるが、キャンプとオープン戦を通じて状態が上がってくれば十分に頼もしい存在となる。一方、中日は事実上の一択。昨季沢村賞に輝いたエース大野雄以外に考えられない。

(Full-Count編集部)

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