19年はMVP森、20年は盗塁王周東…「年男」はブレークの予感、丑年の期待は?

西武・高橋光成【写真:荒川祐史】
西武・高橋光成【写真:荒川祐史】

21年にブレーク期待の筆頭は西武高橋か、15年高卒ドラ1組の奮起も待たれる

 さらに2019年も、1995年生まれの年男たちが活躍した。西武の森友哉捕手は135試合に出場して23本塁打、105打点、打率.329で首位打者を獲得。ベストナインに選出され、リーグ連覇の立役者としてMVPにも輝いた。

 3年連続の日本一となったソフトバンクでは、サブマリンの高橋礼投手が先発ローテの一角として台頭。23試合に登板し、チーム2位の12勝を挙げて新人王に選ばれた。さらに楽天の松井裕樹投手は38セーブを挙げ、自身初のタイトルとなる最多セーブを獲得。オリックスの山岡泰輔投手は13勝4敗、防御率3.71で勝率1位のタイトルを得た。

 では今年、丑年にブレークが期待される年男は誰か――。その筆頭格と言えそうなのが、西武の高橋光成投手。プロ6年目の昨季は20試合に先発し、チームトップの8勝をマーク。後半戦には2度ノーヒットノーランに迫るなど覚醒の予感を漂わせた。リーグ王者奪還を掲げて臨む今季は、エースとして獅子奮迅の活躍が求められる。

 一方、2019年に中継ぎとして頭角を現しながら2020年は1軍登板ゼロに終わったソフトバンクの高橋純平投手は、復活を期すシーズンになる。さらに高橋純と同じ2015年高卒ドラフト1位の中日・小笠原慎之介投手、ロッテ・平沢大河内野手、楽天・オコエ瑠偉外野手にとっては、正念場の1年となりそうだ。潜在能力は誰もが認めるだけに、年男の節目に殻を打ち破りたい。

 昨年の周東や栗原、一昨年の森のように、ブレークはチームの優勝に直結。果たして今年は、誰が飛躍をとげ、チームの勝利に貢献していくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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