“ポスト梶谷”は誰に? 12球団屈指の破壊力を誇るDeNAの21年スタメン予想

DeNA・大和、柴田竜拓、倉本寿彦(左から)【写真:荒川祐史】
DeNA・大和、柴田竜拓、倉本寿彦(左から)【写真:荒川祐史】

不動の1番打者だった梶谷が巨人へFA移籍、熾烈なポジション争いか

 昨季リーグ優勝候補に挙げられながら2年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだDeNA。エース今永昇太投手、タイラー・オースティン内野手らが故障離脱。9月上旬に優勝戦線から脱落し、10月中旬に4位転落してからは上位浮上することができなかった。5年間指揮を執ったアレックス・ラミレス監督が20年限りで退任。今季の巻き返しへ新監督には三浦大輔2軍監督が昇格した。1998年以来23年ぶりリーグ優勝の期待がかかる今季はどのようなスタメンになるのだろうか。昨季リーグトップのチーム打率.266を記録したDeNAの今季開幕布陣を予想した。

1(遊)森敬斗
2(右)オースティン
3(一)ソト
4(左)佐野恵太
5(三)宮崎敏郎
6(二)柴田竜拓
7(捕)戸柱恭孝
8(中)神里和毅
9(投)大貫晋一

 不動の1番打者だった梶谷隆幸外野手が巨人へFA移籍。20年に打率.323、19本塁打、53打点をマークした切り込み隊長の流出は痛手だが、高卒2年目の森敬斗内野手の台頭に期待したい。新人だった昨季はイースタンで58試合出場して打率.210、2本塁打、13打点だったものの、10月下旬に1軍デビュー。巨人・ビエイラの154キロを左翼フェンス直撃の二塁打とするなど存在感を見せた。春季キャンプから猛アピールして、レギュラー奪取を期待したいところだ。

 20年は二遊間が固定されなかったが、今季は森を含めて激しいポジション争いとなりそうだ。昨季は柴田竜拓内野手が二塁で34試合先発、遊撃で25試合先発して計110試合出場。遊撃では倉本寿彦内野手がチーム最多49試合先発、大和内野手が45試合先発した。梶谷の人的補償として加入した田中俊太内野手、大学日本代表で4番を務めたドラフト2位の牧秀悟内野手らもいる。誰がポジションをつかむのだろうか。

 昨季65試合出場で20本塁打を放ったオースティンや18、19年本塁打王のネフタリ・ソト内野手、4番で首位打者に輝いた佐野恵太内野手、宮崎敏郎内野手ら中軸の破壊力は十分。ラミレス前監督は「8番・投手」を多用してきたが、三浦監督は投手を何番で使うのか。どのような“横浜カラー”を出ていくか注目だ。

(Full-Count編集部)

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