石井新監督の起用法に注目 辛島や銀次、釜田…楽天、21年に復活期待の選手は?

楽天・銀次(左)と藤田一也【写真:荒川祐史】
楽天・銀次(左)と藤田一也【写真:荒川祐史】

32歳を迎える銀次、熾烈な内野に割って入れるか

○辛島航投手

 2019年は先発と救援を掛け持ちしたフル回転で9勝(6敗)を挙げたが、2020年は中継ぎとして開幕を迎え、13試合1勝2敗1セーブ1ホールド、防御率6.52の不振で2軍落ちした。約1か月調整後、先発として1軍に復帰し、以降は6試合で1勝2敗、防御率4.40だった。先発もリリーフもこなせる器用さをどう最大化させるかがカギか。貴重な左腕だけに、今年は石井監督の起用法も注目される。

○藤田一也内野手

 二塁手として3度のゴールデングラブ賞、2度のベストナインを誇り、内野ならどこでも守れる名手だが、昨年は55試合出場、打率.200(35打数7安打)にとどまり、スタメンは1度もなかった。球団からはベテランらしく積極的に若手へアドバイスを送っている点も評価されており、今年1月の自主トレではプロ1年目を終えた小深田、黒川の弟子入り志願を受け入れる。チーム最年長の39歳になるとはいえ「若い選手に負けないようにやっていかないと、この先がなくなる」と指南役に徹するつもりは毛頭ない。

○銀次内野手

 2019年は4年ぶりの打率3割(.304)をマークしたが、3年契約の初年度だった2020年は一転、88試合出場で打率.236の不振。スタメンも2019年の139試合(一塁132試合、三塁6試合、二塁1試合、DH1試合)から、54試合(全て一塁手)に激減した。今年も鈴木大、浅村、茂木の内野陣が万全なら、割って入るのは容易ではないが、抜群のバットコントロールで復活を期す。今年2月に32歳となるが、まだまだ老け込む年齢ではない。

(Full-Count編集部)

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