フォームもグラブも整骨院も同じ…オリ山本由伸“信者”楽天ドラ6右腕が憧れる理由

昨年夏の「合同練習会」に新調グラブで参加「父が探して買ってくれました」

 そして愛用のグラブは、中指を外に出す珍しいタイプで、もちろん山本と同じブランド「アイピーセレクト」の、同じタイプの製品だ。高3進級後に使い始め「捕球はともかく、投球の際にバランスが良いグラブです。このグラブでないと疲労感がたまります」と、もはや体の一部となっている。

 内は、昨年8月に甲子園球場で行われた「プロ志望高校生合同練習会」に参加。シート打撃で打者5人を無安打1四球に抑え、見事ドラフト指名につなげた。この練習会には、山本と同じタイプのグラブを新調して臨んでいた。「販売数が少ないグラブですが、父が探して買ってくれました。結果が出たのはほぼ、このグラブのおかげです」と感謝する。

「僕のアピールポイントは球の質と回転。キャッチボールを見てほしいですし、ピッチングが始まったら、長身を生かしたストレート、スプリットを見せたい」と意欲満々。高卒1年目の18歳ではあっても「早く1軍に上がって活躍したい」と、のんびり体づくりに専念するつもりはない。

 こうなると1日も早く、山本との直接対決を見てみたいものだ。内自身も「頑張って追いついて、山本さんと投げ合えるようになりたい」とキッパリ。178センチ、80キロの山本に比べ、体格ではアドバンテージもあるだけに、どこまで伸びるか楽しみだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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