「ビッグフライ、オオタニサン!」名物実況ロハス氏が引退、エンゼルスも謝意
エンゼルスでは11シーズン活躍「家族とより多くの時間を過ごすため」
米スポーツ局「FOXスポーツ・ウエスト」で、エンゼルス戦の実況を務めてきたビクター・ロハス氏が9日(日本時間10日)、引退を表明した。「ビッグフライ、オオタニサン!」の名台詞で日本ファンにもお馴染みだった名物実況の決断に、エンゼルスも感謝の意を示した。
ロハス氏は自身のツイッターで「時間です。#ありがとう」と投稿。地元の「ロサンゼルス・タイムズ」では、11シーズンに渡ってエンゼルスの実況を務めてきたロハス氏のツイートを紹介。「テキサス州の家族とより多くの時間を過ごすため、私のアパレルビジネスを成長させ続けるため、初めての孫が生まれることを楽しみにしているため、そして、新たな冒険のために、私は、ブロードキャストのブースを離れることに決めました」との引退理由が綴られていた。
2003年からダイヤモンドバックスやレンジャーズ戦の実況に携わり、2010年からエンゼルス戦の実況に。2018年に大谷が加入した際、本塁打が飛び出すと「ビッグフライ、オオタニサン!」とシャウト。耳に残るフレーズで、日本ファンにも親しまれた。以前にFull-Countの取材に応じたロハス氏は、オオタニ“サン”と呼ぶことに「リスペクトを見せているんだよ」と語っていた。
ロハス氏の引退に、エンゼルスも球団公式SNSで謝意を表明。「ブロードキャストのブースで11シーズンの間、ありがとう、ビクター・ロハス。エンゼルスの歴史の中の、数えきれない思い出深い瞬間で、あなたの声を聞くことが出来ました」と綴った。ファンからのコメントも相次ぎ、「えっ、これはショックだ」「ありがとう、ビクター!!!! グビィ(マーク・グビザ)とのブースでの夜を聞けなくなって寂しくなるよ」「今度は、彼らがホームランを打ったとき誰が”ビックフライ”て叫ぶの?」などと惜しんでいた。
(Full-Count編集部)