オリ・ジョーンズがコロナ禍で受けた日本人への感銘 規律守る姿に「話に耳を傾ける」
「観客を入れられるようになったのは、日本の人たちは話に耳を傾けるから」
今シーズン来日2年目を迎えるオリックスのアダム・ジョーンズ外野手。メジャー通算282本塁打の実績を誇る大物助っ人は、コロナ禍で見えた日本人の規律正しい姿に感銘を受けたようだ。
ジョーンズは米メディア「スポーツノート」のポッドキャスト番組「ビッグ・ダディー&フレンズ・ポッドキャスト」に出演。世界中が新型コロナウイルスの感染拡大を受け昨季はMLB、NPBなど野球界も開幕延期、無観客で行われたが日本で過ごした日々を振り返った。
シーズン中盤に無観客から上限を決め有観客試合になったことについて「観客を入れられるようになったのは、日本の人たちは話に耳を傾けるからだ。私から手を洗えって誰にも言う必要がなかった」と、コロナ禍の中で規律を守り準備を進めてきたことを紹介した。
緊急事態宣言など日本人が政府からの指示を守る姿を目の当たりにしてきたジョーンズは「医者や政府がなにかを言えば『よし、わかったよ』って感じでね。だから、5月にはいろんなお店が再開した。まだ野球はできなかったけど外に出ていくつかのことに挑戦することができた」と感銘を受けた様子。
異国の地で家族と共に過ごしたことも不安はなかったようだ。
「天候もよくなって、またサンディエゴにいるような気分になった。ハイキングに行ったりしたよ。そのときは旅行者みたいな感じだった。試合がなかったから、家族と一緒に3か月のオフを手にしたような感じだった。だから、なんでも見ておこうと思った」
大きな期待を受けた昨季は87試合の出場に留まり打率.258、12本塁打43打点。2年目の今季はチームの中軸として更なる活躍が求められるだけに期待したいところだ。
(Full-Count編集部)