マ軍復帰の岩隈氏、“特任コーチ”の役割は? 指導だけでなくスカウト業も

マリナーズの特任コーチに就任した岩隈久志氏【写真:田口有史】
マリナーズの特任コーチに就任した岩隈久志氏【写真:田口有史】

マリナーズの公式ブログでは「イワクマは日本でスカウト業もこなしていく」

 マリナーズは12日(日本時間13日)、昨年限りで現役を引退した岩隈久志投手が「特任コーチ」に就任すると発表した。球団公式ブログでは「マリナーズ史上で最も効果的な投球をした1人がマリナーズのスタッフに加わる」などと発表した。

 2011年のオフに海外FA権を行使してマリナーズに移籍した岩隈は2013年、2014年と2年連続2桁勝利をマークするなど活躍。ノーヒットノーランを達成するなどメジャー通算150試合に登板して63勝39敗、防御率3.42の成績を残した。

 そんな岩隈氏が就任する「特任コーチ」とは。果たしてどんな役割をこなすのだろうか。

 岩隈氏のコーチ就任を発表したマリナーズの公式ブログではその役割についても言及。「新しい役割において、(メジャーやマイナーの)レベルを問わずイワクマはマリナーズの投手や投手コーチらと働くことになる。シーズン中には定期的に傘下のチームを訪問し、それと共にマリナーズでの指導に時間を充てていく」としている。

 もちろん「コーチ」として選手たちの指導にあたる。ただ、会長付き特別アドバイザー兼インストラクターを務めるイチロー氏と同様に、その指導はメジャーだけにとどまらず、傘下のマイナーリーグチームを訪問し、未来のメジャーリーガーたちの指導も行うことになるという。

 さらに岩隈氏は“駐日スカウト”としての役割もこなすという。マリナーズ公式ブログでは「コーチ業に加え、イワクマはマナブ・ノトと共に日本でスカウト業もこなしていく」とし、日本担当スカウトの能登学氏とともにNPBでプレーする選手の発掘を担うスカウティングも行う。

 マリナーズのジェリー・ディポトGMはコーチ就任に際して「クマならコーチや選手達と共に働くピッタリの存在になる。彼はキャリアを通じてそのスキルがあることを証明してきた。どんな時でも準備万端で、練習への向き合い方も素晴らしい。メジャーリーグとマイナーリーグの両方で、彼がチームに加わることを楽しみにしている」とコメントしている。

(Full-Count編集部)

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