GG賞逃した阪神近本が満点、中日大島は低評価 アナリストが選ぶ名手は?【外野手編】

外野手の得点ランキング【画像提供:DELTA】
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近本が満点の中堅手ではGG賞の大島や西川は低評価に

 3位のレオネス・マーティン(ロッテ)は松原が大田に差をつけられた進塁抑止において高い貢献を残した。打球処理については平均よりも劣るという声もあったが、その圧倒的な強肩を武器に走者の進塁を阻み、右翼手3位となっている。走者をアウトにするだけでなく、タッチアップを抑止するなど、進塁をためらわせる力も秀でていたようだ。

 セ・リーグでゴールデン・グラブ賞を受賞した鈴木誠也(広島)は本企画のランキングでは7人中4位。3位が3票、4位が3票、5位が2票、6位が1票と、どのアナリストも中位前後とする採点結果に終わっている。

 中堅手部門は全アナリストが1位票を投じて90点満点を獲得した近本光司が受賞者となった。近本はゴールデン・グラブ賞を受賞できなかったが、この企画においてはその圧倒的な守備範囲が高く評価されたようだ。

 ゴールデン・グラブ賞外野手部門では、この中堅から柳田悠岐(ソフトバンク)、大島洋平(中日)、西川遥輝(日本ハム)の3名が選ばれた。ただ、彼らは本企画においてはそれぞれ9名のうち3位、6位、9位。データ分析の視点ではトップクラスの評価を得ることができなかった。近本に次ぐ2位となったのは金子侑司(西武)。ただ、その金子も3位の柳田とはわずか2ポイント差の69点と、2位以下は団子の状態となっている。

 一般的な中堅手の定位置から見て、どの方向の打球で多く失点を防いでいたかという分析では、右中間後方の打球に強く左中間後方に弱い金子、前方の打球に弱く後方に強い辰己、後方全般に弱かった丸佳浩(巨人)、西川など、選手ごとに処理傾向が大きく分かれた。

左翼手の青木は走者の進塁を防ぐ抑止力が他選手より秀でる結果に

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