西武キャンプは1・2軍の入れ替え困難? 辻監督、コロナ禍に「ビクビクしながら」

助っ人勢は開幕に間に合わない可能性も…若手の台頭に期待

 さらに、ニール、ギャレット、スパンジェンバーグ、メヒアの助っ人勢も、コロナ禍で来日のメドが立たず、来日後2週間の隔離も必要なことから、キャンプ期間中のチーム合流は諦めムード。それどころか、3月26日の公式戦開幕にも「間に合わないと思っておいた方がいい」と指揮官は覚悟を固めている。

 求められるのは、穴を埋める若手の成長だ。辻監督は「例えば、スパンジー(スパンジェンバーグ)は昨年レフトとサードを掛け持ちでやっていたわけだから、両方で(若手に)出てきてほしい。誰かが故障した時のバックアップという意味でも、成長してほしい」と語った。

「チームにとって今年は、非常に大事な1年になる。昨年(3年ぶりに)優勝できず、今年Bクラスにでもなれば、士気は落ちてくる。ズルズルいかないためにも、悔しさを晴らすためにも、優勝を1番に考えてシーズンを過ごしてほしい」と強調した辻監督。前途多難のスタートだが、頂点を奪還する執念はいささかも衰えていない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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