元鷹コラス、Wソックス最有力も契約は来オフ? 米記者指摘「契約金支払えない」
ホワイトソックスは海外FAの若手有望株セスペデス弟を獲得「かなりの額を使った」
キューバから亡命し、ソフトバンクから自由契約となったオスカー・コラス外野手は、ホワイトソックス入りが最有力となっていると米ラジオ局「The 670 Score」が報じた。
大リーグの海外FA選手との契約は15日(日本時間16日)に解禁され、ホワイトソックスはヨエニス・セスペデス外野手(メッツFA)の弟で、ヨエルキー・セスペデス外野手と205万ドル(約2億1500万円)で契約合意。ここまでコラスに動きはないが、同局は「ホワイトソックスはコラス獲得の最有力候補とみられる」と伝えた。
ホワイトソックスにはセスペデスをはじめ、昨季のア・リーグMVPアブレイユ、モンカダ、ロバートと多くのキューバ出身選手がいる。コラスには活躍できる土壌が整っていると言えるが、肝心の契約には時間がかかりそうだ。同局は大リーグ公式サイトのジム・カリス記者がラジオ番組に出演した際のコメントを紹介した。
「私はホワイトソックスがコラス獲得の最有力候補でもあるかもしれないと考えている。しかし、インターナショナル・ボーナス・プールの問題がある。ホワイトソックスはかなりの額を使っている。具体的な数字は分からないが、契約金プールのほとんどだ」
球団ごとに500万ドル割り当てられたインターナショナル・ボーナス・プールのうち、セスペデスの契約に200万ドル超を使用。カリス記者によると「ホワイトソックスのプールに100万ドル残っているかすら分からない」という。それでも、同記者はホワイトソックス入りが有力と見ているようで、契約は来オフまでずれ込む可能性を指摘した。
「コラスが契約するのは次の契約期間、つまり来年の1月15日にになると思っている。しかし複雑なことに、すでに22歳だ。どこに行くか不確かなところがあると考えているが、ホワイトソックスがその中に入っており、先頭に立っているかもしれないようだ。しかし、ホワイトソックスがコラスと契約するとしても、来年になるだろう。なぜなら単純にホワイトソックスはコラスに支払うことができないのだから」
ソフトバンク加入前から“キューバの大谷”と称され、投打の二刀流で高く評価されていた。果たしてメジャー球団と未契約で来オフに有力視されるホワイトソックスに入団するのだろうか。
(Full-Count編集部)