パドレス、ダルビッシュ&田中将大の共闘は消滅か 19年11勝右腕を三角トレード獲得
パドレスはダルビッシュ、スネル、ラメット、パダック、マスグローブの先発5人
パドレスがパイレーツからジョー・マスグローブ投手をメッツも絡んだ大型トレードで獲得することで合意したと米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者ら米複数メディアが報じた。メッツにはパドレスからジョーイ・ルケーシー投手、パイレーツにはパドレス、メッツから多数の若手有望株が移る。
28歳のマスグローブは2011年ドラフト1巡目追補(全体46位)でブルージェイズ入り。2016年のアストロズ時代にメジャーデビューし、パイレーツの2019年には11勝12敗、防御率4.44。昨季は1勝5敗、防御率3.84だったが、低迷するチームで主戦投手として奮闘してきた。通算108試合登板、29勝38敗、防御率4.33。
パドレスはダルビッシュ有、ブレイク・スネルのエース級投手をトレード獲得。右肘のトミー・ジョン手術を受けたマイク・クレビンジャーは今季全休となるが、ディネルソン・ラメット、クリス・パダックがいる。最速155キロのフォーシーム、スライダーを武器とする先発右腕はメジャー屈指の先発ローテーションを形成することになりそうだ。
これまでに田中将大投手(ヤンキースFA)の獲得調査に乗り出していることが報じられてきたが、マスグローブの獲得で先発ローテーションの5人が埋まった。ダルビッシュ、田中将大のパドレスでの今季共闘は極めて難しくなった。