DeNA南場オーナー、三浦新監督にV指令 「待てば待つほど思いは強くなります」
三浦新監督には「勝った日も負けた日もしかり発信は続けてほしい」
講義では、コロナ禍をうけて無観客や動員制限が行われた影響で昨年の観客動員が激減したことにも言及。それでも「“拾い物”もあった1年だった」と強調した。その例として、ウェブ会議システムを利用しファン同士で交流しながら試合を見る「オンラインハマスタ」など新しい観戦スタイルが生まれ、球団や選手が「ファンの大切さを再認識できた」ことを挙げた。
今年はDeNAの球団買収後10年目のシーズンを迎える。その間、リーグ優勝はまだ1度もなく、南場オーナーは「まずはリーグ優勝ですよね。そろそろファンと横浜の皆さんにプレゼントしたい。待てば待つほど思いは強くなりますね」と語った。
三浦大輔新監督も誕生。指揮官自身、球団史上最後のリーグ優勝となっている1998年に主力投手として活躍していたとあって、「優勝のすばらしさを知っている三浦さんが監督になっただけに、勝つことへのこだわりは、今まで以上に強く設定されると思います。絶大な人気を誇る方が就任したことで、期待も高まっていると思う」と南場オーナーのボルテージも上がる。
一方で、中畑清氏、アレックス・ラミレス氏に続いて3代目となる指揮官へ、「春田真前オーナーの時代から、監督には“発信”を重視することを、強いこだわりとしてお願いしてきた。横浜DeNAベイスターズの伝統となっていて、大切にしている事ですから、もちろん三浦新監督にも、勝った日も負けた日もしっかり発信は続けてほしい」と語った。球団買収以来、一昨年までは右肩上がりで観客動員を伸ばしてきただけに、“ファン重視”を改めて強調していた。