ドラフトで4度も指名された変わり種 西武助っ人左腕ダーモディの異色の経歴

3度目のドラフトでプロ入りを決意も、右肘の異常が見つかり契約白紙に

 だが、ダイヤモンドバックスで行われた身体検査で右肘の靭帯に異常が見つかったことで契約は白紙に。だが、母校のアイオワ大で改めて検査をしてもらったところ、肘の異常は見つからず。「彼らがMRIを見ると、『断裂は0%』と言っていた。何も異常はないと。(ダイヤモンドバックス側で)何が診断されていたのか、疑問に感じたよ」とダーモディ自身も振り返っている。

 そうして迎えた2013年。今度はブルージェイズから28巡目で指名を受ける。自身4度目となるドラフト指名でついにようやくプロ入りを果たした。2016年にはメジャーデビューを果たし、2017年には23試合に登板。だが、2019年オフにブルージェイズから放出されてFAとなった。

 過去にはフォークリフトの運転や配送業務、バイク便の仕事もした経験があるというダーモディ。2020年シーズンはまず独立リーグでプレーをしていた。ここでアピールに成功し、子供の頃からファンだったというカブスへ加入。メジャーでも1試合に登板し、このオフにはマイナー契約でカブスと再契約していた。

 先発として期待されている西武の新助っ人ダーモディ。身長196センチ、86キロの長身左腕が新天地でいかなる働きを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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