高卒3年目の大型左腕、ルーキー2人も抜擢…巨人の1軍キャンプで期待の若手

巨人・湯浅大【写真:荒川祐史】
巨人・湯浅大【写真:荒川祐史】

新人で1軍キャンプに組み分けられたのは1位の平内と4位の伊藤

 2021年のキャンプインまで残すところ1週間ほど。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で当面の間は無観客での実施となる12球団の春季キャンプだが、各球団は続々とこのキャンプの1軍、2軍の組み分けを発表していっている。

 2年連続でセ・リーグを制し、今季は悲願の日本一を狙う巨人。今年は異例の春季キャンプとなり、中堅、ベテランたちが集う1軍S(スペシャル)班が東京ドームで始動。1軍本隊、2軍は宮崎、そして3軍はジャイアンツ球場でそれぞれキャンプをスタートさせる。

 その1軍キャンプに抜擢された期待の若手をピックアップしてみよう。

○平内龍太投手
 亜大からドラフト1位で入団した最速156キロ右腕。即戦力として期待されており、1軍キャンプ抜擢となった。キャンプ、オープン戦でもアピールを続け、開幕1軍切符を掴めるか。叔父は元ソフトバンク投手で、現在はソフトバンクで編成育成本部長を務める永井智浩氏。

○伊藤優輔投手
 中大、三菱パワーを経てドラフト4位で入団した右腕。こちらも最速156キロを誇る豪腕で1年目から1軍の戦力になることが期待されている。平内とともにルーキー2人で開幕1軍入りを掴むことができるか。

○横川凱投手
 2018年のドラフト4位で大阪桐蔭高から入団し、今季が3年目となる左腕。昨年11月4日の広島戦で1軍デビューを果たすと、同8日のヤクルト戦ではプロ初先発して5回1失点と好投した。先発ローテの一角を担う戸郷とは同級生で、左右の両輪となりたい。

○湯浅大内野手
 2017年のドラフト8位で健大高崎高から入団し、4年目を迎える内野手。昨季は1軍デビューを果たし、13試合に出場した。プロ初安打こそ出なかったものの、2盗塁をマークし脚力も武器とする。背番号が「93」から「00」に変わり、心機一転、躍進を狙う。

○増田大輝内野手
 2015年の育成ドラフト1位で入団した巨人のスピードスター。昨季は74試合に出場し、チームトップの23盗塁をマークした。その脚力は申し分なく、内野、外野をこなせるユーティリティ性を武器に、今季は出場機会をより一層増やしたい。

○北村拓己内野手
 湯浅と同じ2017年のドラフトで4位指名を受けて亜大から入団した内野手。昨季57試合に出場して1軍の戦力となり、2本塁打も放った。4年目の今季は更なる飛躍が期待されるだけにキャンプ、オープン戦でしっかりアピールしたい。

(Full-Count編集部)

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