オリ山本、尽きない探求心と向上心 新フォームでタイトル総ナメ「一番になりたい」

自主トレを行ったオリックス・山本由伸【写真提供:オリックス・バファローズ】
自主トレを行ったオリックス・山本由伸【写真提供:オリックス・バファローズ】

体重移動を意識した新フォームを模索、食生活も見直し「かなり改善しました」

 オリックスの山本由伸投手が25日、舞洲の球団施設で自主トレを行い投手部門の全タイトル奪取を誓った。2019年に最優秀防御率、昨年は最多奪三振のタイトルを獲得した右腕は「僕は負けず嫌いなので全部取りたい」と、戦国パ・リーグの頂点を狙う。

 お馴染みとなった「やり投げ」でフォームを確認し遠投で汗を流す。球界を代表する投手に成長したが探求心と向上心は尽きることない。

「体重移動が一番スムーズに決まるフォームがボールも強さ伸びが違う。より体重移動しやすいフォーム、力入れずに速い球を投げれるフォームを探しているというか試している」

 さらなる高見を目指し体重移動に重点を置き新たな投球フォームを模索。築き上げたフォームに執着することなく「より良いものを求めていた。自分の中ではタイミングとかある、感覚的な部分。細かいポイントは自分の中にある」と意欲を見せる。

 食生活も見直し「新しく始めたことあるが、秘密です(笑)。かなり改善しました」と心身共に変化したことを強調。先発に転向して3シーズン目を迎える今季は自身初の開幕投手も見据え、結果にもこだわっていく。

「やっぱり一番になりたい気持ちすごく強い。僕も負けず嫌い、誰にも負けない成績を残したい。(タイトルは)全部獲取りたい」

 究極の目標ともいえる投手タイトル総ナメを掲げる山本。プロ5年目のシーズンは圧倒的な成績を残しチームを1996年以来のリーグ制覇に導く。

(Full-Count編集部)

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