楽天・松井裕樹が明かす“師匠”田中将大の凄さとは? 「靴下にまで細かく気を…」

ブルペン入りした楽天・松井裕樹(左)と石井一久GM兼監督【写真:宮脇広久】
ブルペン入りした楽天・松井裕樹(左)と石井一久GM兼監督【写真:宮脇広久】

石井新監督がブルペン投球を見守る場面も 「配球面でもアドバイスを頂けたらと」

 田中将がキャンプのどの時期にチームに合流するかは未定だが、松井は初日から飛ばした。ブルペンで捕手を座らせ、カーブも交えて25球。威力十分のストレートは、全力投球に近いように見えた。「沖縄は想像以上に温かくて、体は動いています。負荷がかかっているので、自制しながらケガに気をつけて、その中で状態を上げていければと思います」と手応えありげに話す。

 2019年に38セーブを挙げ最多セーブに輝いたが、自身の希望で先発に転向した昨季は結果が出ず、10月にリリーフに戻った。今季は新たに現場の指揮も執ることになった石井一久GM兼監督と話し合い、開幕から守護神を務めることが決まっている。

 この日、石井監督が松井の投球をじっと見守る一幕もあった。石井監督は現役時代に同じ左腕で日米通算182勝を挙げているとあって、松井は「いろんな経験をされている方ですし、同じ左投手でスライダーと真っすぐを主に使っているところも同じ。配球面でもアドバイスを頂けたらと思います」と頼もしげに語った。

「今年は先発陣に素晴らしい投手が多いので、単純に勝ちゲームで自分に回ってくることが増えると思うし、自分の役割が重要になると感じています」と松井。守護神復活を誓う左腕には今年、願ってもない強力な味方が2人もいる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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