元ハム右腕、メジャーで初の複数年契約を勝ち取った理由 「日本での成功で自信増大」

日本ハム入団前と後ではMLBでの成績に大きな変化が

「日本で得た成功によってバースの自信は大幅に増大した。精神的な困難を乗り越えることはフィールド上での才能に気付くことへの重要な一歩となった」。同サイトはこのように解説して日本ハム入団前と後の成績を比較した。

(年度/投球回/奪三振率/与四球率/ゴロ率/防御率/FIP/WAR)
2011-2015 278 1/3 15.7% 9.0% 47.8% 4.40 4.26 0.2
2017-2020 94 2/3 20.7% 7.6% 53.7% 4.09 3.71 1.2

 すべての指標において成長を見せたバース。奪三振率は5ポイントアップし、与四球率を下げ、ゴロで打ち取った回数を増やし、守備から独立した失点率を推定・評価した指標FIPの数字も下げた。全体的なストライク率は下がったものの直球のストライク率は34.6%から52.9%にアップ。さらに2019年にマリナーズに移籍した後、変化球をシンカーとスライダーに絞るスタイルにしたのも功を奏したようだ。

 昨年は特にシンカーを増やしたとし、「空振りを奪うボールではなく、真の強みはゴロの山を築く能力にある」と記事は指摘。バースのシンカーを捉えた打球の約3分の2はゴロであることに言及している。

 日本での経験を血肉とし、メジャーでさらに進化を遂げて複数年契約を手にしたバース。今季も活躍が期待できそうだ。

(Full-Count編集部)

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