鷹が更なる常勝軍団になるために… 城島健司氏が担う“王イズム”のマニュアル化とは?

「どういう風にしてホークスを作ってきたか、強くなってきたか」

「戦友というか一緒の時代を戦ってきた人がこのホークスを率いている。それもホークスの強さの1つだと思う。王会長が築き上げたホークスをみんなが受け継いでいっている。10年後、20年後の人が、どういう風にしてホークスを作ってきたか、強くなってきたか、選手にどういう育成方法をしてきたのか、を目を通して見られるような組織を作っていこうという、そういう仕事をしています」

 ダイエーホークスとして誕生し、福岡を本拠地として今季が23年目。その強さを築き上げてきたのは、まだ弱かった頃の1995年からチームを監督として率い、退任後も会長として球団を牽引してきた王会長に他ならない。その王会長の薫陶を受けてきた城島アドバイザーはこうも語る。

「このチームはダイエーホークスになって歴史が浅い。そのほとんどで、王さんが弱い時代から作ってきた。王さんの考え方、王さんが残してきたもの、王さんの野球に対しての考え方というのをマニュアル化したい。それがホークスの戦い方だっていうのをずっと思っていた」

 今年、小久保氏がヘッドコーチに就任したことでより一層、チーム内の“王イズム”は濃くなる。

「それが昨年よりも強いものになるということですね。工藤さんも、小久保ヘッドも、僕も直に感じているワケですから」

「マニュアル化して、球団の宝として残していきたいという風に思ってます」

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