田中将大復帰でシーズンシートの売上10倍! 営業は嬉しい悲鳴「システム障害かと」

1月30日の復帰会見から10日間でユニホーム約5000枚、約7000万円の売り上げに【写真:荒川祐史】
1月30日の復帰会見から10日間でユニホーム約5000枚、約7000万円の売り上げに【写真:荒川祐史】

グッズは「2013年の初優勝時と同じくらいの勢いで売れている」

 選手ユニホームはオンラインショップで、田中将の復帰会見が行われた1月30日から2月8日までの10日間に、昨年同時期比2.5倍の約5000枚、同3.9倍の7000万円を売り上げた。応援タオルなどの販売も好調で、球団事業本部MD・コンセッション部の渡辺誉志部長は「2013年に初のリーグ優勝を決めた際に(記念グッズが)どどっと売れた時と同じくらいの勢いで売れています」と驚いている。

 例年1月末に入会手続きを締め切るファンクラブ「TEAM EAGLES」も、700人にとどまる見通しだったが、田中将の復帰が決定的との報道が出始めた1月27日以降、新規入会者1000人が殺到。退会と見られていた会員からも500人が継続手続きを行った。

 球団マーケティング本部マーケティング部の一ノ瀬玲奈部長は「一瞬、システム障害かと思ったほどの売上でした」と仰天。さらに「未発表ですが、田中選手の個人ファンクラブを作りたいと考えていて、2月中に発表できればと考えています。楽天で個人にフィーチャーしたファンクラブは、選手では過去に例がなく、監督時代の星野仙一さんの『1001クラブ』以来。これほどのインパクト、お客様のウエルカムバックな感じを形にしたいと思います」と構想が膨らんでいる。

 早くも想像を絶する効果を球団にもたらしている田中将。試合で1球も投げないうちから、年俸9億円プラス出来高(金額は推定)は決して高くないというムードが漂い始めた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY