ド軍ビューラーが2年8.4億円で契約合意 “マエケン式”出来高重視契約で調停回避
21年2.9億円、22年3.4億円、出来高最高4.3億円
ドジャースのウォーカー・ビューラー投手が球団との年俸調停を回避し、2年800万ドル(約8億3700万円)プラス出来高で契約合意したと米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者ら米複数メディアが伝えた。基本年俸を安く抑え、出来高重視の“格安契約”となっている。
米メディアによると、契約金200万ドルで21年年俸275万ドル(約2億8760万円)、22年年俸325万ドル(約3億3990万円)。出来高は最高412万5000ドル(約4億3140万円)だ。登板数の出来高項目では14、16、18、20、24、28先発で50万ドル(約5230万円)ずつ増え、サイ・ヤング賞獲得なら112万5000ドル(約1億1770万円)。サイ・ヤング賞争い2、3位なら62万5000ドル(約6540万円)となっている。
26歳のビューラーは2015年ドラフト1巡目(全体24位)でドジャース入りして、2017年にメジャーデビュー。2019年に14勝、防御率3.26でオールスター戦にも選出されたが、昨季は右手のマメの影響などで8試合登板、1勝にとどまったが、ポストシーズンでは2勝、防御率1.80でワールドシリーズ制覇に貢献。今季も絶対的エース左腕カーショー、昨季のサイ・ヤング賞右腕バウアーと先発3本柱と期待されている。
2016年に前田健太投手(現ツインズ)が8年総額2500万ドル(約26億1660万円)でドジャース入りしたように、基本給が低い一方で多額の出来高が盛り込まれた契約となっている。
(Full-Count編集部)