現役最強トラウトが移籍を志願しても「責められない」 エンゼルスの“努力不足”を米TV局指摘
トラウトをポストシーズンに出場させるのが「球界の成功の利益になる」とも
今季のア・リーグ西地区は混戦が予想されている。アストロズはジョージ・スプリンガー外野手がブルージェイズに移籍、トミー・ジョン手術を受けたジャスティン・バーランダー投手の復帰は2022年の見込み。昨季を制したアスレチックスも後退しており、優勝を狙える地区であるのに今オフの補強は「それだけか?」と疑問を呈している。
トラウトは以前からポストシーズン出場が最も重要だという趣旨の発言をしている。8月には30歳になり、球界最高の選手としてのキャリアも後半に差し掛かろうとしている。
「トラウトが球団に対して不満を募らせ、放出を望んでいたとしても彼を責めることは全くできない。トラウトを毎年ポストシーズンに出場させることは球界にとっても最高の利益になるだろう。もしかしたら、野球界のためにもトラウトの代わりにMLBがトレードを要求すべきかもしれない」と記事は主張。トラウトは「同世代で一番」というレベルではなく「一生に一度見られるかどうかという選手だ」とも指摘している。
トラウト以外には以下の3選手が紹介されている。
〇ミゲル・アンドゥハー内野手(ヤンキース)
2018年に大谷と新人王を争った。三塁にジオ・ウルシェラ、一塁にルーク・ボイト、左翼にクリント・フレイジャー、DHにはジャンカルロ・スタントンがいる。ヤンキースで出場機会を得る道筋が見えない。
〇ホセ・ラミレス内野手(インディアンス)
同じア・リーグ中地区のツインズやホワイトソックスが補強を進めているのに対し、インディアンスはチームの顔であるフランシスコ・リンドーア内野手やクラブハウスのリーダーだったカルロス・カラスコ投手を放出するなど弱体化。「あなたがラミレスだったら、クリーブランドに残りたいと思うだろうか?」としている。
〇トレバー・ストーリー内野手(ロッキーズ)
2021年オフにFA権を取得予定。アレナドの件を目の前で見て長期契約を望むとは考えにくい。ストーリーがトレードを要求することはロッキーズにとってもメリットがある。FAで他球団に移籍するのであれば、トレードで誰かしら獲得しておいた方がいい。
(Full-Count編集部)