田中将の復帰、菅野の残留は「驚きだった」 米メディア賛辞、今オフ勝者は「NPB」
ダルビッシュらを獲得、大型補強のパドレスGMも「勝者」
他の「勝者」として、大型補強を敢行したパドレスのAJ・プレラーGMを紹介している。パドレスは今オフ、ダルビッシュ有投手、ブレイク・スネル投手、ジョー・マスグローブ投手をトレードで獲得。野手では韓国プロ野球で活躍したキム・ハソン内野手が加入、ジュリクソン・プロファー内野手と再契約を結ぶなど積極的に動いた。その立役者であるプレラーGMは2026年まで契約を延長した。
一方、敗者の一つに「ナ・リーグ中地区」を挙げた。昨季地区2位のカージナルスはアレナドをロッキーズからトレードで獲得したが「このやる気のないオフシーズンを挽回するには十分ではない。この地区で本当に勝ちたいチームはいるのか?」と疑問を呈している。カージナルスはアダム・ウェインライト投手と単年800万ドル(約8億4800万円)で再契約、ヤディアー・モリーナ捕手とも再契約を結んだが「それ以外は誰も獲得していない」と十分な補強を行っていない現状を指摘した。
昨季の地区覇者カブスについてはカイル・シュワーバー外野手の穴を埋めるためにドジャースからジョク・ピーダーソン外野手を獲得した点は評価している。しかし、ダルビッシュの放出は「壊滅的に層が薄いローテーションの補強を無視した」と酷評している。
また、同4位だったブルワーズの注目すべき補強はカージナルスがオプションを破棄したコルテン・ウォン内野手を獲得したくらいだとも指摘。今季の同地区の勝敗を予想し、1位はブルワーズとカージナルスの79勝83敗で、勝率5割に到達していない。果たしてナ・リーグ中地区は今季どのようの戦いが繰り広げれるのだろうか。
(Full-Count編集部)