大谷翔平、知将・マドン監督と“二刀流面談”へ「君の才能を最も引き出す方法は?」
マドン監督「ショウヘイと話をしていきたい。どう感じているのかを」
エンゼルスのジョー・マドン監督は18日(日本時間19日)、大谷翔平投手と二刀流の起用法について面談する考えを示した。日米の報道陣の取材に応じ、「ショウヘイと話をしていきたい。スケジュールについて話をしていく。そして気持ちを聞きたい。どう感じているのかを」と熱く語った。
球界屈指の知将として知られるマドン監督。これまでも投打のリアル二刀流で起用するプランを口にしてきたが、昨季はシーズン序盤で大谷が右前腕を故障。打者に専念するシーズンとなった。「『ショウヘイ、投打に関係なく、今年君の才能を最も引き出す良い方法は何だろうか?』と。登板日前日に打席に立つのは難しいことなのか。それとも登板日翌日の方が更に難しいことなのか。彼から意見を聞きたい。昨年はそういった話を彼としなかった」。常識にとらわれずに幅広く模索する考えだ。
この日、大谷はキャンプ初めてブルペン入り。27球を投じて最速90マイル(約145キロ)を記録した。投手・大谷に求めていることについて、指揮官は「投球フォームの反復。昨年はフォームにムラがあった。それが問題の一つだと我々は見ていた。現状では、球速が出ているとかそういうことは私は求めていない。(今の段階で求めるのは)制球力と投球フォームだ」と語った。「ルールは設けない」というマドン監督が、二刀流男の復活へ、どのようなタクトを見せるのだろうか。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)