前田健太、渡米6年目で芽生え始めた“エースの自覚”「米国に来て初めて思いました」

昨季サイ・ヤング賞2位もエースの座はまだ先「自分が一番だと思うのは勘違い」

 先発投手層が厚かったドジャース時代は2年目の2017年からシーズン途中に先発から中継ぎに配置転換。セットアッパーとしても結果を残したが、やはり先発投手としてのこだわりは強いようだ。チームのエースになるには、今季はもちろん、実績を積み上げる必要があると語った。

「アメリカに来てからの実績でいうと、ベリオスやピネダ、他に良い実績を残している投手はいます。去年1年と言っても1年の(試合数)半分ぐらいで良かっただけで、自分が一番だと思うのは勘違いだと思う。とにかく実績をもっともっと積み上げていかないと、自分が一番だと胸張って言えないです」

「日本にいた時もそうですけど『前の年が良かったから今年も自分が一番だ』と言うのは野球選手として一番やってはいけないことだと思う。とにかく実績を積み上げていく事が大事かなと思います。今年は特に大事だと思いますし、数年積み上げていけばもっと自信を持てるかなと思います」

 ツインズ移籍2年目。「選手の入れ替わりはありますけど、コーチとスタッフの入れ替わりはほとんどない。昨年一年プレーして本当に快く迎えて貰いましたし、居心地の良いチームだと思う。楽しく、スムーズに練習出来ています」と明かした。今季はオープン戦から有観客で行われる予定。「お客さんがいる中での雰囲気を、感覚を取り戻さないといけない。その辺りも試合が始まれば、意識しながら取り組んでいきたいなと思います」と前を向いた。チームの躍進へ着実に歩みを進めていくつもりだ。

(Full-Count編集部)

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