楽天・岸、背番号「7」でブルペン43球 25日の初実戦で開幕投手アピールへ
開幕投手候補のベテランはブセニッツ打席に立たせて試合モード
楽天に背番号「7」の制球力抜群の投手が現れた? 楽天の岸孝之投手は23日、沖縄・金武町でブルペン入り。西武時代を含めてプロ15年間、背番号は一貫して「11」だが、この日は同僚の鈴木大地内野手のユニホームを借りて投球した。
チームは前日の22日に当地でのキャンプを打ち上げ、チーム本隊は日本ハムと練習試合(名護)。登板予定のない投手と浅村、島内、銀次のベテランだけが金武町に残って調整した。二手に分かれたこともあって、混乱が生じたようだ。
岸は伊志嶺ブルペン捕手を座らせ、変化球も交えて43球。来日3年目で21日に合流したばかりのアラン・ブセニッツ投手を打席に立たせるシーンもあり、実戦初登板が予定されている25日のDeNAとの練習試合(宜野湾)へ向けて、試合モードに入ってきた。
昨季は腰の違和感で開幕に出遅れたが、7勝0敗、防御率3.21をマークした。8年ぶりにチームに復帰した田中将、涌井、則本昂と並んで今季の開幕投手の候補でもある。キャンプ初日からブルペン入りし、精力的に投げ込んできた。36歳のベテランだけに、開幕までの調整プランには誤りはない。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)