日米の違いで故障の危険性も順応 トレーナーも驚く田中将大の「PDCA」力とは?

Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクル

 今月6日にチームに合流した田中将は、3月26日の公式戦開幕へ向けて順当に調整しているように見えるが、8年ぶりの日本の環境に順応するのは、決して簡単な作業ではない。星氏は自身の職域として「例えば、メジャーの固いマウンドで投げていたメカニックと、日本のやや軟らかいマウンドで投げるメカニックとは違う。そこで障害や故障が起きないように、今どういう動きがしにくくなっているのか、どの筋肉が固くなっているのか、どこに力が入りづらくなっているのか、などを細心の注意を払ってチェックしています」と語る。

 田中将は環境の変化への対応や故障予防の面でも一流だと言う。「コツをつかんでしまえば早いです。追求心が旺盛で、問題点を発見するのが早く、それに対するアプローチにも妥協がない。いわゆる“PDCA”が速い」と評する。PDCAとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返すことで、継続的に業務を改善することを指す。田中将はそこに淀みがないと言う。

 旧知の田中将を体力強化とケアの面で支えている星氏。まるで東日本大震災からちょうど10年の節目を待っていたかのようなマー君の復活劇は、本人のみならず、こうした縁の下の協力者がいてこそ実現する。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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