田中将大、27日に2度目登板 中田に3ラン浴びた前回を「例外」と見ていい根拠とは?

ドラ4・内間は浦添で好投、「だまされました」と小山投手コーチ

 金武のブルペンで投球練習を見た限りでは、「いい球と悪い球の割合が半々」(石井監督)と評価が低かった投手だが、小山伸一郎投手コーチが「ブルペンではあまりいいイメージがなかった。はっきり言います、だまされました」と仰天するほどの変貌を遂げた。

 したがって、田中将の浦添での登板には期待が持てるというわけだ。さらに、3月に入ってからの楽天のオープン戦日程は、中日の本拠地バンテリンドームで2試合、静岡草薙球場で9試合、神宮球場で1試合、東京ドームで2試合。石井監督は「バンテリンドームのマウンドは硬いし、静岡も硬い。神宮球場と東京ドームを含め大きな違いはない。環境の違う地方球場はもうない」と語り、開幕後の各本拠地球場での公式戦を含め、今後マウンドは田中将を悩ませる要素にならないと見ている。

 マウンドだけではない。昨季まで田中将が在籍したメジャーリーグの各球団は今月中旬にキャンプインしたばかりで、28日(日本時間29日)からようやくオープン戦に突入する。楽天のチーム関係者は「向こうの先発ローテ投手はそこから中4日でバンバン実戦登坂して仕上げていく。田中もそのスケジュールが体に染みついている。今年は中4日というわけにはいかないが、ブルペンでの球数を増やすなどして開幕までにはきっちり間に合わせるはず」と語る。“本物”の田中将大の姿が見られる日は近そうだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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