大谷翔平、驚愕のバックスクリーン越え143M弾 指揮官絶賛「心身ともに良い状態だ」
メジャー4年目でオープン戦初本塁打「スイングも見え方も良かった」
■エンゼルス 6-2 レンジャーズ(オープン戦・日本時間4日・テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、レンジャーズとのオープン戦で「2番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席で今季“1号”を放った。オープン戦での本塁打はメジャー4年目で初めてだ。6回終了の特別ルールで行われた試合で、チームは6-2で勝利した。
2-1で迎えた5回無死二塁、フルカウント。右腕クラウスのフォーシームを捉え、バックスクリーンを越える特大2ランを放った。今季の実戦2試合、6打席目で初アーチ。大谷は「スイングも良かったですし、見送っている感じも見え方も良かった。もっともっと良くなると思いますけど、シーズンに向けて上げていけたらと思います」と振り返った。
球団は飛距離468フィート(約142.6メートル)、打球速度107マイル(約173キロ)と発表。飛距離はメジャー公式戦を含めて渡米後最長だった。マドン監督は「普段の打撃練習で見ている姿。バランスも(以前より)良くなっている。高めの速い球は、過去において通常であれば彼にとって難しい球だった。しかし今は比較的容易に対処している。とにかく多くの面で成長している。全体的なアプローチも良くなっている。心身ともに良い状態だ。現在のように、足が常に同じ位置にあることが必要。足から上体までが以前より噛み合っている。今日のように(体の使い方が)噛み合っていれば、ボールは遠くまで飛んでいく」と称えた。
実戦初出場となった1日(同2日)のホワイトソックス戦では3打数2安打2得点。オープン戦はこれで5打数3安打の打率.600となった。今季初の実戦登板となる5日(同6日)のアスレチックス戦へ弾みをつけた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)