ダルビッシュから「ヒット打てるかは謎」 多彩な球種を持つ新戦力を地元紙特集
米サンディエゴ・ユニオントリビューン紙「ダルビッシュ以上に多くの球種を投げる人はいない」
パドレスのダルビッシュ有投手について、地元紙サンディエゴ・ユニオントリビューンが特集した。多彩な変化球を持つことを先発右腕ジョー・マスグローブらチームメートの証言を交えて紹介。「どうすればヒットを打てるのかはミステリー(謎)だ」と伝えている。
「ユウ・ダルビッシュの秘密兵器は、秘密兵器をたくさん持っていること」との見出しで伝えられた記事では、ナックルカーブ、昨季中に開発した「スプシーム」など11球種を操ることを紹介。このスプリングトレーニング中には球団アドバイザーを務める野茂英雄氏からフォークを学んだことも伝え、「これらの11球種は30マイル(約48キロ)ほどの球速差があり、あらゆる方向に変化する」と言及している。
新たなチームメートにも驚きだったようだ。ダルビッシュについて、6球種を使う先発右腕マスグローブが「僕よりもいくつか多くの球種を投げられるんだ。自分ではたくさん球種を持っていると思っていたんだけど」と舌を巻き、トミー・ファム外野手は「あんなことができる投手はメジャーでも一握り」と称賛。記事では「ダルビッシュ以上に多くの球種を投げる人はいない。これは事実だ」と、最近2シーズンで10球種を投げている投手はダルビッシュだけで、スタットキャストが測定を始めた2008年以降では最多と伝えている。
昨季のストライク率69%はメジャートップタイ(50イニング以上)。奪三振率29.9%は1000イニング以上投げている投手で歴代2位と紹介している。同僚・マイヤーズは「ボールが素晴らしいという事実に加え、ストライクゾーンを本当にうまく操れる」「投球の術を理解している。同じチームにいて対戦しなくて済んで嬉しいよ」と安堵している。ダルビッシュへの期待は高まりを見せている。
(Full-Count編集部)