鷹・今宮の華麗な守備に工藤監督も舌を巻く 「なんだかんだ言って守備の要」
ふくらはぎのコンディション不良で出遅れていた今宮
■阪神 3-1 ソフトバンク(オープン戦・6日・PayPayドーム)
ソフトバンクの今宮健太内野手が堅守を見せ、回復ぶりをアピールした。6日に行われた阪神とのオープン戦に「2番・遊撃」でスタメン出場すると、2回には工藤公康監督も舌を巻く見事な好守を披露した。
ふくらはぎのコンディション不良のため、キャンプをリハビリ組で送ってきた今宮。オープン戦が始まった2日から1軍に復帰すると、この日2試合ぶりに先発出場した。2回には糸原が放った二遊間へのゴロに追いつきキャッチすると、そのまま流れるようにランニングスロー。楽々とアウトにしてみせた。
続く高山の二遊間へのゴロも華麗に捌いてアウトにし、さすがの守備力を発揮した。試合後、工藤公康監督は「あんな難しいのをね。一瞬ヒヤリとしましたけどね。無難にこなしてましたし、足の感じはだいぶ良くなってきているのかなと思う。いい守備できて、徐々に上がっていくと思う」と高く評価した。
さらには「なんだかんだ言って守備の要なので。彼がいるかいないかで内野の締まりが全然違うんでね、そういう面では怪我せず、しっかり開幕に合わせてやっていってほしいと思います」と全幅の信頼を口にした。若手の懸命のアピールが続く中で、今宮の存在感が光った試合だった。