有原航平、味方エラーで満塁ピンチも併殺斬り 指揮官称賛「非常に感心した」
3回で無四球2安打1失点「素晴らしかった。弱い当たりに仕留めていた」
■カブス 9-0 レンジャーズ(オープン戦・日本時間9日・メサ)
レンジャーズの有原航平投手は8日(日本時間9日)、アリゾナ州メサで行われたカブス戦でオープン戦2度目の先発登板。3回を投げ、無四球2安打1失点と好投した。クリス・ウッドワード監督は「今日の彼は素晴らしかったと思う。ゴロをたくさん打たせていた。かなり良い打者たちとの対戦で、弱い当たりに仕留めていた」と賛辞の言葉を並べた。
初回、先頭ハップの中前打、失策などで1死一、二塁のピンチを招き、ピーダーソンの右前適時打で先取点を献上。さらに失策で満塁のピンチを招いたが、ボートを遊ゴロ併殺打に仕留めた。2回は遊ゴロ、遊飛、三ゴロと7球で3者凡退。1番から始まった3回は遊ゴロ、中直、投ゴロと2イニング連続3人で抑えた。指揮官が高く評価したのは、味方の守備が乱れる中で初回を1失点で切り抜けたことだ。
「最も感心したのは守備が良くない中で思った通りにボールを投げ、イニングを切り抜けたことだ。あの打線を相手にビッグイニングを許さなかった」
「私は非常に感心させられた。後ろを守る守備は数回ミスをしたが、彼は非常に落ち着いていて、自分の投球をしていたし、併殺打に抑えた。その後も次々と質の高い球を投げていた。ジョク(ピーダーソン)への1球はチェンジアップが高めに浮いてしまったが、その球でさえ(長打になるような)凄く強い打球というわけではなかった」
2日(同3日)のホワイトソックス戦(特別ルール)では計1回1/3を投げ、5安打3失点。2回ともイニング途中で打ち切られたが、2度目の登板で修正した。有原は「前回よりボールを操れていたかなと思います。自分の仕事はアウトにすることだけ。そのことだけを考えた」と充実した表情で振り返った。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)