元ロッテ小林雅英氏、エイジェックコーチ就任で抱負「選手に合った答えを一緒に」

エイジェックの投手総合コーチに就任した小林雅英氏【写真提供:エイジェックスポーツマネジメント】
エイジェックの投手総合コーチに就任した小林雅英氏【写真提供:エイジェックスポーツマネジメント】

オンラインで難波貴司監督と就任会見「クワクしながらグラウンドに立ちたい」

 元ロッテの守護神として活躍し、社会人野球・エイジェックの投手総合コーチに就任する小林雅英氏が16日、オンラインでの会見に臨み、意気込みを語った。創部4年目のチームを指導することになり「まだまだ若いチームなので、若い選手がいい時間を過ごせる手助けを少しでもできたらいいと思います」と語った。

 小林氏は東京ガスから1998年ドラフト1位でロッテへ入団。“幕張の防波堤”として、2005年には最多セーブのタイトルを記録するなど、ロッテの日本一にも貢献した。9年間過ごした後、メジャーに挑戦。インディアンスで2年プレーし、4勝(5敗)6セーブ。2010年の帰国後は巨人、オリックスでプレーし、2011年に現役を引退した。日本通算は463登板で36勝34敗、228セーブ。引退後は、オリックスの2軍コーチやロッテで1軍投手コーチを歴任。2018年に退団後は女子プロ野球の投手総合コーチとして指導や解説者として活動していた。

 小林氏は就任にいたった経緯として「ユニホームを着て野球に携わりたいという気持ちが強かった。新しいチームで野球をする経験はあまりなかったので、やりがいのあるチームで携わることができるのではないかと引き受けました」と説明。自身もプロ入り前に過ごした社会人野球に久々に身を置くことになり「楽しみで興奮しています。ユニホームを着て、ワクワクしながらグラウンドに立ちたい」と抱負を語った。

 若手を指導するにあたって「いろんなところでいろんな野球に携わってきたので、それを還元できたらいい。100点は難しいですが、80点、90点という選手に合った答えを一緒に見つけたれたら」と強調。「日本選手権と都市対抗、両方の大会で優勝を最大の目標にしてチーム一丸となって戦っていきたい」と力強く語った。東京ガス時代は補強選手で都市対抗に出場した経験があり「自分のチームであの場所に立ちたい」と思いを馳せた。

 同席した難波貴司監督は「いま一度、社会人野球の価値、意味を認識しながら地域や企業のあり方をチーム全体が意識できるような組織にしていきたい」と語った。昨年12月付で監督に就任した難波氏は、堀越高から東海大を経て、日本通運でプレー。現役引退後は日本通運でヘッドコーチを務め、2016年から2019年まで明治学院大を指揮した。

(Full-Count編集部)

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