鷹・高橋純、“逆転開幕1軍”へアピール 514日ぶり1軍登板で最速151キロ
田浦もオープン戦初登板で1回無失点と好投
■ソフトバンク 2-1 DeNA(オープン戦・17日・PayPayドーム)
ソフトバンクは17日、本拠地PayPayドームでDeNAとオープン戦を戦い、2-1でサヨナラ勝ちした。開幕まで残り4試合となったオープン戦。この日、収穫だったのはオープン戦初登板となった高橋純平投手、田浦文丸投手の若い2人の好投だった。
16日に2軍から1軍に合流していた高橋純と田浦。先にマウンドに上がったのは高橋純。同点で迎えた7回に登板すると、先頭の大和に右前にポトリと落ちる安打を許す。犠打で得点圏に走者を進められたものの、続く柴田を一ゴロ、桑原はこの日最速151キロの真っ直ぐで追い込んで最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。
2019年10月20日の巨人との日本シリーズ第2戦以来の1軍のマウンドとなった高橋純。降板後は「すごい緊張しましたけど、せっかくいただいたチャンスなので何とか掴みとるぞという気持ちでマウンドに上がりました」と振り返った。
田浦は高橋純のあとを受けて8回にマウンドへ。先頭の関根を三ゴロに仕留めると、ルーキーの牧を右邪飛、主砲の佐野を左飛に打ち取り、3者凡退に。「ストレートは自分の感覚以上にスピードが出ていたし、納得のいくボールが多かったです。変化球に関しては、もっともっと精度を上げていかないといけないと感じました。明日以降もチャンスがあれば自分らしい投球が出来るように頑張ります」とコメントした。
セットアッパーのモイネロの調整が遅れ、リリーフ陣にやや不安を残しているソフトバンク。高橋純、田浦という若い2人の好投は、開幕に向けて好材料となりそうだ。