澤村の“代役”候補は超マイペースな192cm右腕…開幕1軍は「幸せな家庭」への第一歩

ロッテのドラフト4位ルーキー・河村説人【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテのドラフト4位ルーキー・河村説人【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

実戦で6試合連続無失点とアピール

「ホテルのご飯が美味しかったり、素晴らしい環境で野球ができて、プロって凄いなと思いました」

 ロッテのドラフト4位ルーキー河村説人(ときと)投手は、プロ野球選手になった実感を噛み締めていた。

 星槎道都大からドラフト4位で入団した右腕は、プロ初のキャンプを1軍で過ごした。練習試合ではリリーフとして登板すると、11日の楽天戦(静岡)で失点するまで6戦連続で無失点を披露。開幕1軍に向けて猛アピールを見せた。

 192センチの身長から繰り出される角度のあるストレートとフォークが武器。縦の変化球で打ち取るスタイルは、井口監督も「パ・リーグ向き」と太鼓判を押す。

 もともとストレートに自信はなかったというが、キャンプではトラックマン(弾道測定器)でボールの回転を分析。ホップ成分が高いことが分かった。「しっかりストレートを投げられれば(1軍のバッター相手でも)ファウルが取れる」と、自分の武器を再認識。マウンドでの自信につながった。

 地元凱旋となった17日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、同じ北海道出身の本前郁也投手の後を継ぎマウンドに上がった。1失点したものの、昨年の打点王、中田翔との対戦では、直球でファウルを稼ぎ追い込むと、得意のフォークで空振り三振に斬った。

入団会見でも目立った、マイペースな性格

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