前田健太がメジャーで初の試み 「7年ぶりくらい」に行ったこととは…?
本拠地ミネアポリスの寒さ対策のためにメジャーで初めて長袖で登板
■ツインズ 2-1 レイズ(オープン戦・日本時間21日・フォートマイヤーズ)
ツインズの前田健太投手は20日(日本時間21日)、フロリダ州フォートマイヤーズで行われたレイズとのオープン戦に先発し、6回途中4安打6奪三振1失点と好投した。メジャーで初の開幕投手に向けて順調な仕上がりぶりに「全球種しっかり投げ切ることができていると思いますし、内容的にもいい内容が続いている。シーズンに入っていける状態」と手応えを口にしていた。
初回は2つの三振を奪い、3人で片付ける立ち上がり。2回1死からブロソーにソロ本塁打を浴びて、オープン戦4試合目の登板で初めて失点したが、許したのはこの1点だけだった。6回途中で降板するまでにオープン戦で最多となる75球を投じ、4安打1失点という内容だった。
この日、前田が自身で「7年ぶりくらい」という取り組みを試合途中から行った。試合開始時点では半袖のアンダーシャツを着用していたが、陽が落ちた3回からは長袖に。実はこの長袖のアンダーシャツを着て登板するのが、メジャー移籍後では初めてのことだったという。
ドジャースでメジャーのキャリアをスタートさせた右腕。温暖なロサンゼルスを本拠地としていたこともあって、シーズンを通して半袖でマウンドに上がっていた。北中部に位置するミネアポリスを本拠地とするツインズに昨季から移籍したが、昨季は新型コロナウイルスの影響で開幕したのは7月になってからだった。
今季の開幕は4月1日(日本時間同2日)となるだけに、気温の低い状況下でマウンドに上がらなければいけなくなる可能性は高い。「昔はずっと長袖だったんですけど、途中から長袖が気持ち悪いなとやめたんです。日本でもロサンゼルスでも、そんなに寒い中で投げることがなかったので着る機会がなかった」という前田。久々の長袖での登板もテストし、迫りくるシーズンに向けて準備を着々と進めていっているようだ。