前田健太、開幕投手へ万全仕上げ 指揮官も満足げ「完全に信頼している」
ツインズのバルデリ監督「完全に信頼している」
■ツインズ 2-1 レイズ(オープン戦・日本時間21日・フォートマイヤーズ)
ツインズの前田健太投手は20日(日本時間21日)、フロリダ州フォートマイヤーズで行われたレイズとのオープン戦に先発し、6回途中4安打6奪三振1失点と好投した。メジャーで初の開幕投手に向けて順調な仕上がりぶりに、ロッコ・バルデリ監督は「まさに私たちが彼に求めていた投球をしてくれた」と絶賛した。
初回は2つの三振を奪い、3人で片付ける立ち上がり。2回1死からブロソーにソロ本塁打を浴びて、オープン戦4試合目の登板で初めて失点したが、許したのはこの1点だけ。6回途中で降板するまでにオープン戦で最多となる75球を投じた。
この日はスライダーやスプリットチェンジだけでなく、カーブや今季取り組んでいるツーシームも使って好投した。現状に満足することなく、引き出しを増やそうとしている前田の姿勢に指揮官は「彼はいつでも学び、成長し、物事を解決し続けている。彼の能力やボールの操り方、打者を打ち取る新しい方法を見つけるところなどを見て、良い気分にならないなんてことがあるかい?」と目を細める。
すでに今季の開幕投手に決まっている前田。この日は肌寒く、風の強い中での登板だったが、影響を受けることはなく、指揮官は「状況にどうアプローチすればいいのか彼は知っているだろうと完全に信頼している。寒い中での試合に備えた極端な対策は必要ないと思っている。そういったことに準備するためには、彼の過去の経験がなによりも重要なことだと思う」と全幅の信頼を寄せていた。
(Full-Count編集部)