「当てるのは不可能」 ドラフト有望株右腕の規格外チェンジアップが米で注目
投球分析家ロブ・フリードマン氏も「大学球界最高のチェンジアップ」と絶賛
MLBの2021年ドラフト有望株ランキングで5位に入る米大学野球・ルイジアナ州立大のジェイデン・ヒル投手が19日(日本時間20日)、ミシシッピ州立大戦で先発のマウンドに上がった。7回1/3を9安打6失点と本調子ではなかったものの、ヒルが見せたチェンジアップが「球界最高」と称賛の声を浴びている。
変化量、そしてコントロールと、まさに一級品の球だった。テイクバックからリリースまでの時間が短く、球の出所がわかりにくいフォームから繰り出されたチェンジアップ。左打者のバットは空を切ったが、ボールは真ん中付近からの右打席まで大きく変化するほどの切れ味だった。
ヒルの絶妙にコントロールされたチェンジアップに、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も反応。「球界最高のチェンジアップ」と題して動画を公開すると、ファンからは「とにかくヤバイ」「既にMLBでもエリート級」「間違いなく気持ち悪い」「当てるのは不可能」「今まで見た中で最高のチェンジアップ」と舌を巻いていた。
日ハムの金子、ソフトバンクの和田、DeNA今永らNPBでも多くの投手がチェンジアップを操るが、ドラフト候補に挙がる米大学生右腕もプロに匹敵する1球を投げ込んでいた。