投手力では巨人より阪神、「3位以下に差がない」 名手・飯田哲也氏がセ順位予想

広島は4位予想…守護神務めるルーキー栗林は「公式戦で持ちこたえられるか」

「3位以下には差がない」と分析する中で、中日を昨季と同じ3位に推した。「決め手はないが、穴もない」と評するが、昨季沢村賞の大野雄大、開幕投手を務める福谷浩司に加え、安定感のある祖父江大輔、福敬登ら救援陣がチームの白星を重ねていけば、Aクラス確保が見えてくる。ただし「1発を期待できるのが、4番の(ダヤン・)ビシエドだけ。彼がケガをしたら終わり、という危うさがある」とも飯田氏は指摘した。

 広島は守護神を務めるドラフト1位ルーキー・栗林良吏が、オープン戦最終戦となった21日のソフトバンク戦で1点リードの9回に登板し、3三振を奪う一方、2安打1四球で2死満塁まで追い込まれた。「オープン戦レベルでバタバタするところがあった。公式戦で持ちこたえられるかどうか」と懸念する飯田氏。大瀬良大地、森下暢仁ら先発は安定。打線は「5位に沈んだ昨季は、鈴木誠也頼みになってしまった。菊池(涼介)、松山(竜平)がどれだけフォローできるかが鍵」と見ている。

 飯田氏の古巣であるヤクルトは、先発投手が慢性的に手薄。野手では39歳の青木宣親、ソフトバンクを戦力外となり加入した38歳の内川聖一、36歳の坂口智隆のベテラントリオが好調だが、今季から主将を務める山田哲人は下半身に不安を抱え、21日の西武とのオープン戦最終戦を欠場した。飯田氏は「山田にはやってもらわないと困る」と奮起を促す。脇腹の故障などで94試合出場にとどまった昨季の二の舞となれば、チームの浮上も望めない。

 DeNAは、コロナ禍で2年目のタイラー・オースティン、4年目のネフタリ・ソトが来日できず“飛車角落ち”の状況。昨季レギュラー1年目で首位打者を獲得した佐野恵太も「オースティン、ソト、昨季限りで退団した(ホセ・)ロペスに助けられた面があった。徹底的にマークされ重圧がかかる現状はかなりキツイ」と飯田氏は分析する。

 佐藤輝、藤浪らに“上がり目”がある阪神か、それとも安定感の覇者・巨人か。あるいは2強の足をすくうチームが現れるのか……。ペナントレースの行方に注目が集まる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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