鷹・川島、サヨナラ打以外に果たした役目…痛恨被弾の岩嵜を救った“たった一言”
昨季の開幕7戦目で満塁弾浴びた岩嵜に「声をかけてあげられなかった」
負け投手になりかけながら、一転して勝ち投手となった岩嵜とはハグを交わし、ひと言だけ伝えた。
「(岩嵜)翔からは『ありがとうございます』って言われました。自分がやったことは翔が一番わかっているから『全然いいよ』とは言えなかったですね。『次、頑張れよ』とだけ言いました」
昨季の開幕7試合目、メットライフドームでの西武戦で岩嵜は満塁弾を浴びてチームは敗戦。川島は「あの時、ベンチで声をかけてあげられなかったんですよね」と静かに振り返った。後悔にも近い思いが、この日の岩嵜とのハグに表れたのかもしれない。
自らの殊勲打で開幕3連勝スタート。しかも2試合連続のサヨナラ勝ち。「本当は逃げ切った方が楽なんですけど」と笑いながらも「去年はロッテさんに負け越しているので目の色を変えてチャレンジャーの気持ちでやっています」と川島。まだまだ続く今シーズンについて「気持ち一本、みんなの思い一本でやっていきます」と力強く誓った。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)