東海大相模、劇的サヨナラで10年ぶり選抜制覇! 門馬監督は原氏もできなかった“親子鷹V”
エース左腕・石田は5回2死一、二塁のピンチで救援登板し無失点
第93回選抜高等学校野球大会は1日、決勝が行われ東海大相模(神奈川)が劇的なサヨナラ勝ちで明豊(大分)を3-2で下し、10年ぶり3度目の選抜制覇を果たした。1975年は原貢氏、原辰徳(現巨人監督)の“親子鷹”で惜しくも準優勝に終わっていたが、門馬敬治監督と次男・功が“親子鷹V”を果たした。
先取点を奪ったのは明豊。初回2死三塁から黒木日向内野手の左前タイムリーで1点を奪う。東海大相模はその裏、1死三塁から小島大河捕手がスクイズを決めて、すぐさま同点に追いついた。
明豊は毎回のように得点圏に走者を進めるがあと1本でない状況が続いたが、4回は1死から安打と2四球で満塁の好機を作ると阿南心雄の左犠飛で勝ち越しに成功。1点を追う東海大相模は5回2死二塁からリリーフでマウンドに上がっていた求航太郎が左翼線へタイムリー二塁打で再び同点に追いついた。
東海大相模は5回2死一、二塁のピンチで3番手としてエース左腕・石田隼都投手がマウンドへ。3番・竹下聖人内野手を遊直に仕留めピンチを切り抜けた。
試合は同点のまま決着がつかず、延長戦へ突入。10回1死二塁のピンチを凌いだ東海大相模はその裏、先頭の深谷謙志郎がセーフティーバントを決めて出塁。石田の犠打、門馬への申告敬遠、綛田小瑛の四球で満塁のチャンスを作ると、最後は小島がサヨナラ適時打を放って激戦に終止符を打った。
(Full-Count編集部)