吹雪のせいでボール見えず… HRなのに二塁に滑り込んだ3冠王が「おもしろすぎ」
吹雪くスタジアム…審判すら打球の行方見えず「なんて天気。めっちゃ寒そう」
■タイガース 3ー2 インディアンス(日本時間2日・デトロイト)
1日(日本時間2日)に開幕したメジャーリーグ。今季初の本塁打は、極寒の吹雪の中で飛び出す“珍光景”となった。タイガースのミゲル・カブレラ内野手が放った打球は、叩きつける雪のせいで全く見えず。打った張本人も柵越えを確認できずに二塁へスライディングするほどの悪天候に「雪の中でやってるの?」「なんて天気。めっちゃ寒そう」「本当にめちゃくちゃ美しい」などと驚きの声が上がった。
初回2死一塁、カブレラが昨季のサイ・ヤング賞投手・ビーバーから放った打球は、右翼方向へ高々と上がった。しかし、吹き付ける雪に紛れ、ボールは全く見えず。MLB公式サイトによると、審判も最初は行方がわからなかったようで、カブレラは二塁へスライディングで到達。その後に本塁打と認定され、ゆっくりダイヤモンドを回った。
2012年に3冠王を獲得している大打者にとって、記憶に残る通算488本目のアーチ。MLB公式の公式ツイッターが「2021年の初ホームランはミギー!」とメッセージを添えて動画を公開すると、ファンからは「二塁にスライディングしているところめっちゃ好き」「おもしろすぎ(笑)」などとコメントが寄せられていた。NPBでは昨季、ZOZOマリンスタジアムでのロッテ-ソフトバンク戦で西日が眩しくて試合が中断する珍場面もあったが、吹雪でも試合をするメジャーリーグ。そんな環境でアーチを打つカブレラに、ファンもさすがの一言だった。